2011年8月2日火曜日

音楽を通して自分自身と関わる

日本人は昔から、感情を表に出すことが苦手とされていました。
それが日本の美学というか、文化というか・・・
感情をあらわにすることは、あまり美しくないことされる感覚が根付いています。
それに比べて外国の方々は、表情豊かで、体全体で喜びや悲しみを表現していますね。

もちろん時と場合によって使い分けているのでしょう。
家族の中での会話、友人同士の会話、社会人として会社での会話など、使い分けをすることは相手を思いやることになりますし、敵を作ることもなくなるでしょう。置かれている状況を察知し、臨機応変に対処していくことは、一社会人として求められる要素であると思います。

しかし、血の通った人間は、長い人生を生きてきた中で、鮮明に記憶している幸せな気持ちや、嬉しい出来事、涙が止まらないような悲しい気持ち、辛い気持ちを体験することは ごく当たり前のことであり、その感情を自分一人の内に秘めていることは辛いのではないでしょうか?心のどこかで、「人に聞いてほしい」、と思うこともあるのではないでしょうか?
その感情を表現する一つの方法に音楽があると思います。

音楽は人間のドラマのひとつひとつから生まれます。

音符・詞から感じられる内容を自分なりに理解し、時には作曲者・作詞者の気持ちに寄り添って、歌ったり演奏をすることが、喜び、怒り、哀しみ、楽しみの感情を持った人間の、自分自身との上手な関わり方だと思います。

20世紀最高のオペラ歌手とされる、マリア・カラスは下記のような言葉を残しています。



「いろいろな感情を表現するのに 音色を変えないような人がいたら 
ぞっとするではありませんか?」



自分自身の気持ちをよく理解し、感情を表現する時間を大事にしていくことが、ストレス社会を生きる現代人には必要ではないかと考えています。

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