2012年10月19日金曜日

私は失望したとき、歴史全体を通していつも真理と愛が勝利をしたことを思い出す。暴君や殺戮者はそのときには無敵に見えるが、最終的には滅びてしまう。どんなときも、私はそれを思うのだ。BY ガンジー

本日は10月17日松戸市で行われました「動物愛護を考えるフォーラム」に出席してまいりましたので、報告させて頂きます。





五年に一度の法改正により、動物愛護管理法が改正されました。

これまで一番問題視されていた第35条は、

    「各自治体は犬猫の引取りを求められた場合、拒否できない」

となっておりましたが、今回の改正により、

    「引き取る相当の理由がない限り、拒否できる」と変わり、

以下のように「殺処分をしてはいけない」という文言が加えられました。
 
第35条4
 「都道府県知事等は第一項本文の規定により引取りを行った犬又は猫について、殺処分がなくなることを目指して、所有者がいると推測されるものについてはその所有者を発見し、当該所有者に返還するよう努めるとともに、所有者がいないと推測されるもの、所有者から引取りを求められたもの又は所有者の発見できないものについてはその飼養を希望する者を募集し、当該希望する者に譲り渡すよう務めるものとする。」

一歩前進です。


今年の春、日本中の動物を愛する方々が、多くの国会議員に要望書やパブリックコメントを送り、ついに実現しました。

まだまだ改正すべき点は多く、この間に犠牲になる動物が何十万匹といます。

悪徳ブリダー、虐待、殺処分、二酸化炭素による窒息死、実験動物・・・許せないことばかりです。

なぜなくならないのか・・・・


繁殖業者はお金儲けのために母犬に何度も繁殖させ、それによって生まれた子犬は一ヶ月も経たずに親犬から引き離され、競りに掛けます。

親犬から引き離された子犬は免疫力や抵抗力が無いままペットショップのケースに入れられるのです。
子犬は生後二ヶ月くらいまでの間に、母犬や兄弟犬と遊びながら社会化勉強をするのですが、人間によって家族と早く引き離されるため、情緒不安定になり、むやみに吠えたり、噛んだりと問題行動を起こします。

(ヨーロッパでは生後8週以下は、親犬から引き離してはいけない、と法律で定められています)


以前、邦画の「ハチ公物語」の海外版「HACHI~約束の犬」を、ハリウッドスターのリチャード・ギアさん主演で映画化されました。

そのころ、雑誌の表紙をリチャード・ギアと犬で飾るため、子犬を撮影に使おうとしたところ、リチャード・ギアは激怒したそうです。

「なぜこんな幼い犬を連れてくるんだ」と。

アメリカでも、生後8週以下は母犬から引き離してはいけない、決まっているのです。

日本はなぜ、動物を粗末に扱うのでしょうか。人間も「動物」なのに。



インド独立の父、マハトマ・ガンジーは、こう言っています。



「国の偉大さ、道徳的発展は、
その国における動物の扱い方で判る。」



現在の日本は、話すことができない動物を殺処分していくような国家となってしまいました。
文明は発展し、便利で豊かな国ではありますが、弱いものに耳を傾けることもできないような、無知で心の弱い国となってしまっています。


犠牲になる動物がいなくなる日まで、まだまだ頑張ります。

※ このHPは生徒さんや、ピアノや声楽に興味がある方が見てくださっていると思いますが、日本の動物の現状を知っていただきたく、この場を借りてお伝えしております。





2012年10月5日金曜日

十五夜お月さん <うさぎが伝えたいこと>

10月に入り、もうそろそろ今年も終盤と思っている人も多いのではないでしょうか。

昼間の時間はまだ暑いので、私は夏のような気分でいることもありますが、もう秋。
中秋の名月も過ぎ去り、鈴虫が美しい鳴き声で季節を彩ってくれていますね。

9月30日が「十五夜」でしたが、台風の影響で夕刻から大雨と暴風になってしまいました。この状態ではお月見は無理かと思いましたが、深夜、台風が過ぎ去り、猛烈な風が空の雲をすべて吹き飛ばしてくれました。日付が変わる頃、窓の外が明るいのに気がついて外を見てみると、高いところに金色に輝いている月を見ることができました。
すすきの穂も揺れ、うさぎの模様もしっかりと見て、本当に美しい夜でした。

さて、「うさぎ」の模様と言いますが(確かにうさぎが餅つきをしているように見えますよね)、なぜ「うさぎ」という動物が、  月の模様の代名詞になったのか、ご存知ですか?

原始仏典に、お釈迦様が前世で「白いうさぎ」として生を受けた時のお話があります。


ある老人が寒い冬の山中で、お腹を空かせ凍え死にそうになっていたところ、一匹の白いうさぎがその様子を見ていました。老人は火にあたりながら、最期の時を待っていました。それを見たうさぎは老人に近づいて行きました。老人はうさぎに気づくと、うさぎを抱き上げ、優しく撫でながら、「寒いだろう、火に当たりなさい」と優しく言いました。

うさぎは感謝の気持でいっぱいになり、なんとか老人を助けたいと思いましたが、冬の山に木の実など食べるものはありません。
困ったうさぎは、自分自身が目の前の火に飛び込み、食べられることを思いつきます。

この老人を助けようと思ったゆえの行動です。
自分の命を失う悲しさではなく、老人のために命を捧げる喜びでいっぱいになりました。
ためらうこともなく、白いウサギは自ら火の中に飛び込んだのです。

老人は神様として姿を現し、自己犠牲によって老人を救った白いうさぎの慈悲の行いを後世に伝えるために、月に登らせた、というものです。

私は手塚治虫さんのファンで、マンガの「ブッダ」を初めて読んだ時、最初にこの「白うさぎ」の話があり、大きなショックを受けました。
人それぞれ、感じ方と受け止め方は違うのでしょうが、人間の問題が山積みのこの時代だからこそ、しっかりと考えなくてはならないような気がします。


十五夜→うさぎ→ブッダと話が反れてしまいましたが、美しい月明かりにピッタリの一曲をご紹介します。
奈良にある唐招提寺が2010年から大修理を行いました。その時立ち上げられたのが「唐招提寺2010プロジェクト」というもので、そのテーマ曲を雅楽師の東儀秀樹さんが発表されました。タイトルは「蒼き海の道」です。
仏教つながりになってしまいましたが、鑑真和上が六度目の航海でやっと日本の地を踏みますが、それまでに視力を失ってしまった、というのは有名な話です。鑑真和上にそこまでさせたものは一体何だったのか・・・

掘り下げて調べてみる価値がありそうです!