2011年7月21日木曜日

プッチーニのオペラ、ミミのアリアでは・・・

日本中が警戒していた台風が関東近辺を過ぎ去り、ずいぶんと涼しい一日に感激しております!

西日本では台風が様々な被害をもたらし、自然の力に対し、人間は為す術もないことをまざまざと見せつけられたような気がします。地震にせよ、台風にせよ、各自で万全な対策と準備を心がけていただきたいです。

「災害は忘れた頃にやってくる!」ですから。

私も災害に備え、少しずつ災害グッズを準備しています。
東日本大震災のころも、我が家は停電しなかったものの、懐中電灯やロウソクを身近かな所においておきました。使うことはなかったけれど、安心感を得ることはできたと思います。
懐中電灯に欠かせないのは電池。ロウソクに欠かせないのは、ライターもしくはマッチです。
我が家にはタバコを吸う人はいないですが、インセンス(お香)を焚くときに使うため、難なく準備が整いました。

プッチーニのオペラ「ラ ボエーム」の第一幕、主人公のミミがお隣りのアパートに住む詩人のロドルフォに「火」を借りに訪ねる場面があります。

そこでロドルフォは、あまりに美しいミミに「あなたは誰ですか?よかったらあなたのことを話してくれませんか?」というセリフの後、ミミのアリアが始まります。



はい。私の名前はミミといいますが、本当の名前はルチアです。
私は麻や絹に刺繍をします。
私は幸福で、百合やバラの花を作るのが慰めなのです。
これらは楽しい魔法を持っていて、私を喜ばせてくれます。
愛や青春について話してくれます。
詩という名前を持つ夢や空想について話してくれます。
(後半省略)



プッチーニの最も有名なアリアの一つで、旋律がとても美しく、詩の中に主人公ミミの人間性がよく表れている曲です。


現代の日本では「火を借りに行く」事は滅多に(?)ないと思いますが、火を借りに行くことで美しい娘ミミと詩人ロドルフォが出会うきっかけになったのは、まさに「運命」としか言えないでしょう。

2011年7月5日火曜日

月が見える夜はドビッシー

7月に入って、連日の猛暑との戦いに少しうんざりしております。

我が家では、真夏の日差し対策に早々にグリーンカーテンを作る予定でしたが、6月末からバタバタしておりまして、4日前にやっと種まきを完了しました。この暑さで、翌日には15粒中10個が発芽し、今日には二葉が出揃い、四枚になるのも時間の問題でしょう。
どんどん大きくなって、我が家の窓辺を朝顔の花で大いに彩ってほしいものです。




夜になると少しは暑さも和らいで、月などを見ながら夜風を楽しんでおります。
今夜は三日月が綺麗に夜空に浮かんでいました。節電のためか、例年より夜の空が暗い気がします。
そんな時弾きたいのは、ドビッシーの「月の光」です。

ドビッシーはフランス作曲家で、主観ではなく外界の印象や雰囲気を感覚的に表現する近代音楽の第一人者と言われており、印象派の絵画などから影響を受けたとも言われています。

印象派の絵画と言えば、「睡蓮」のモネや、「スミレのブーケを付けたベルト・モリゾ」のマネや、ルノワールのような絵画です。

この震災で、海外の美術品が日本に貸し出してもらえなくなったとか・・・
ちょっと残念ですね。

話題をドビッシーに戻しましょう。
「月の光」は数年前、ニコール・キッドマンさんがシャネルのNo.5のCMに出演したとき、流れていた曲です。CMではオーケストラVer.でしたが、とっても美しかったのを覚えています。

YOU TUBEでも見れますので、一度観てみてくださいね。
(美しすぎて、流れている曲を聞き逃さないよう要注意!)

梅雨、コロナ

 毎日雨続き。 災害も起こるほどの雨。気候変動を止めない限り、日本は自然災害に悩まされそう。 他人事ではないレベル。自分の世代だけでなく、次の世代が生きる世界が安心して生きられる世界にしたい。 さて、新型コロナの流行から一年半。毎日のマスクにも慣れたものの、まだまだ人々の生活はも...